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和歌山工場 製造チーム(輸送)

 
 
 
         Inaba  Akira
・氏   名: 稲 葉   章

・入社年月:平成4年4月1日(勤続17年)

製造チーム(輸送編)の役割と業務内容

 製造チームは、1月にも紹介しましたが、工場製作した製品を架設現場へ出荷する業務も担当しています。なお、製作まで完了した部材を社内では『製品』と呼んでいます。今回は、工場での最終工程である製品の輸送管理について紹介します。

 まず、橋梁部材(製品)の輸送方法について紹介します。架設現場までの輸送方法は、トレーラやトラックを使用する“陸上輸送”と、内航船や台船などの船で運ぶ“海上輸送”に大別されます。

 多くの鋼橋は、陸上輸送できるように部材サイズを設計しています。また、海の近くの現場では「大ブロック架設」という工法が採用される場合があります。このようなケースでは、あらかじめ工場で橋の形に組立て、海上から大ブロックを一括架設するものであり、和歌山工場の岸壁より架設現場まで海上輸送します。

 輸送方法が決ったら、まず輸送計画を立てます。ここでは陸上輸送について簡単に説明します。鋼橋の断面形状は、I桁や箱桁が主ですが、幅、高さおよび長さが部材毎に異なります。そこで、各製品を積載する最適なトレーラやトラックの積付計画を立て、工場から架設現場までの輸送ルートを決めます。輸送する製品が大きいので、輸送ルートの選定が非常に重要です。
 次に、輸送ルート上のトンネルや鉄道の高架橋等で上空障害がないか、また道幅は確保されているか、さらに架設現場の工事用道路の坂道の勾配は問題ないかなど、詳細な状況を調査して確認します。

 架設現場への出荷の日時については、現場所長から発行される出荷指図書にて検討します。どの製品を何時に搬入するかなど連絡調整を行い、確実に搬入できるように工場積込み日を決定します。現場の工程に影響しますので、この調整が非常に重要です。

 輸送する製品は重量物であり、仕上げ塗装が完了している場合が多いので、傷を付けないように慎重に積込みを行います。製品の荷締めが完了した後に、すべて水洗いで埃を落とし、塗装の状態や傷の有無の最終チェックを行い、いよいよ出荷となります。一つ間違えば大事故となるため、積み込み完了後に、製造チーム全員が荷締めの確認をして出発します。

 架設現場まで安全に製品を運ぶため、輸送中の一定時間毎に荷締めのチェックを必ず行い、結果を“荷締めチェックシート”に記入することとしています。現場到着時に現場所長が製品の状態を確認して、書類にサインをして輸送は完了です。輸送管理は、工場と現場を結ぶものであり、非常に重要でやり甲斐のある業務です。現場に無事到着したことが確認できた時は、やはりほっとしますね。

 次回の紹介部署は、資材部です。資材部には、購買チームと外注チームがありますが、それぞれの業務内容について紹介して欲しいです。


写真-1
写真-1:輸送計画
(工事用道路の状況を調査します。)
写真-2
写真-2:出 荷
(最終確認して製品を出荷します。)

写真-3
写真-3:休 日
(ポタリングで気分転換しています。)
写真-4
写真-4:海上輸送
(工場の岸壁から船に積み込みます。)


1日の業務内容など
職  場 製造チームは、事務所内で輸送計画書等の書類を作成するのが主な仕事ですが、製品の積込み確認や出荷管理などで事務所の外にいる事の方が多いですね。
輸送計画 まず、工場から架設現場までの輸送ルートを検討します。また、設計部に輸送可能な部材寸法を連絡して、設計に反映するよう指示することもあります。
道路調査 現場に出向き搬入路の道路調査を行います(写真-1)。現場の工事用道路の道幅や勾配などについて詳細な調査をします。
工程調整 塗装がいつ完了するのか、出荷するまでどこに保管するのかなど、各担当者と調整しています。
 また、架設現場の担当者と、いつ部材を発送したらよいか綿密に調整しています。架設現場でのトラックの向きを考慮して製品を積込まないと、架設作業効率が悪くなるので、詳細な打合せをしています。
輸送車両の手配 輸送車両を手配する際は、必ず出荷する製品を見て、サイズや形状を確認し、最適な車両を手配しています。
積 込 み 出荷日が決定したら、トレーラに製品を積込みます。安全に搬送するため、入念に固定します。傷をつけないよう慎重に積込みます。
出  荷 積込み完了後に製品に傷や汚れがないことを最終確認し、いよいよ出荷します(写真-2)。毎週金曜日は、土曜日と月曜日に現場に到着する製品の積込みが多ので、いつもより忙しいですね。
休  日 運動不足解消のため自宅前の熊野古道を子供とポタリングしています(写真-3)。仕事を忘れて、心身ともにリフレッシュしています。
近  況 陸上輸送がほとんどですが、最近は海上輸送と比較検討して、海上輸送することもあります。その時はジブクレーンが活躍します(写真-4)


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